◇腰痛治療体験の話
先月(5月)の中ごろから腰痛になり、今月まで治療が長引いています。
今日はこの治療の体験談です。
原因の発端はさらにさかのぼって3か月ほど前、
公園に散歩に行ったときでした。孫がくたびれて歩くのを嫌がり
仕方がないので抱っこして家まで帰ってきました。
大きくなったので、以前のように簡単ではありません。
帰ってきたとき軽い違和感を腰に感じました。
その時は自然に治ったのですが
先月のはじめに普段はしない、いろいろな作業をしたのが直接の原因ではないかと思うのです。
私の年齢は74歳で、やせ型です。仕事柄上半身を使うことが多く、足腰の運動はほとんどしていません。25キロの粉や20キロの卵、砂糖などを結構運びます。ゆっくりと慎重に作業をしているのでそれが原因ではないと思うのですが疲れはたまっていたのでしょう。
初めは左の腰が痛くなりました。5月の連休明け頃でしょうか・・
ほっとけば治ると思っていましたが、1週間ほどしても痛いので、以前かかった、整体医院に行き治療を受けました。
そこの整体師さんはとっても評判が良く、前の時は1回で痛みが取れた経験もあります。
結果は芳しくなく、最初、左の腰が痛かったのですがだんだんと左足に移り、脛の方まで痛みが下りてきたのです。しびれるような痛みで、立っていると左の脛が痛くなってきます。
これは仕事のせいだ、と思い5月25日に再び整体医院に行きました。
治療を受けても容態が改善しません。
もしかして脊椎に異常があるのかもと考え、1日に行きつけの整形外科に行きました。
私は水曜日が休みなのです。
レントゲンを撮り大したことはないとの診断でした。
ロキソプロフェン60㎎を処方され帰ってきました。
6月2日、インターネットで腰痛のことを調べていると腰痛を治す体操というのを見つけ、それと、さらにストレッチもやっててみたのです。3日の夜になると痛みが強くなり耐えきれなく薬局の門をたたき、ざ薬を売っていただきました。
慌てて薬を押し込み何とか一夜を過ごしましたが薬はあまり効果はなく眠れませんでした。
翌日から痛みはさらに強くなり左の脛には激痛が走り、あまりの痛さに救急車を呼ぶ羽目になりました。あとで聞くと市販のざ薬は病院で出すのとは違い小児用らしいのです。
救急車で運ばれ病院に行きましたが土曜日でもあり望んだ病院には整形外科の医師がおらず別の病院に連れていかれました。
整形外科医はいたことはいたのですが、その先生、なんと
「この病院は完全予約だから治療できない」というのです。さらに「町医者に行け」というのです。その人はそこの専属ではなく、ほかのところからきているらしいのですが「なんだここは!」と思いました。
普段からいまいちの評判の病院ですので納得もしましたが、看護師にざ薬を入れてもらい。タクシーで帰ってきました。
薬が効きましたが夜からまた痛くなり次の日にまた救急車の厄介になったのです。
救急隊員に昨日のことを語り、望む病院に連れて行ってくれるよう懇願したのです。整形外科医はいませんが明日になれば来るから何とか入院させてくれるようお願いしたのです。
さすがにこの病院では門前払いのようなことはせず、きちんと対応していただき、何とか入院することができました。
レントゲンでは脊椎の細部はわからないのでMRIを取ってほしかったのです。
その晩は入った二人部屋で、隣のひざの複雑骨折をした患者が揺らすベットの「ギシ、ギシッ」という音が一晩中続き、さすがに音を上げて翌朝特別室に移してもらいました。
その部屋は個室の4000円のところでテレビと冷蔵庫が使え、トイレ付でした。
6日になりやっと専門の整形外科医に会え、状況を伝えると7日にMRIを約束してくれました。
6日から7日にかけて個室にいたので2日分8800円というのは理解していましたがさすがにそんな贅沢は言っていられないと考え、どうせ投薬治療だろうからMRIを取ってもらい診断次第では帰って通院しようと決めていました。一晩ならまた相部屋でいいやと考え部屋を変わりました。今度の隣人は、なんか重症そうでモルヒネを常に投与していました。
それでも昨日ほどではないので眠れました。
7日にMRIを取り診断は脊椎の神経が壁に触って炎症を起こしているというものでした。
今度は「プロガバリン」という薬を出され飲みました。
それでも痛みは続くので所々でざ薬を用いました。
8日に退院したいとその時に告げ退院しました。
個室にいた時に気づいたのですがそこにあった椅子 に深く腰掛けると
痛みが和らぐのです。
そこで家に帰ってからも、それらしき椅子を見つけ座っていました。
撮影したMRI画像は行きつけの整形外科医院に送ってくれるというのでそうしていただきました。
10日にそこに行くようにと病院で言われていたので行ってみるとやはり大したことはなく治るだろうと言われ安心ししました。
今度はまだ薬が残っているのでざ薬だけ出してもらい帰宅しました。
松葉杖も借りました。
家では椅子に腰かけることに勤めた結果だんだん良くなっていたのでしょう。
次の水曜日15日には杖を返すのと薬をもらうため再び医院に行きました。
良くなったと実感がありましたが・・・、私の心の奥に一つの疑問がまだあったのです。
今までの痛みやしびれは
「まだ骨盤が歪んでいるのでは?」
どうしてもそう考えてしまうのです。
そこでもう一度、整体師に見てもらいはっきりさせようと考えたのです。
またいつもの整体医院に無理を言ってその日に見てくれるよう予約を取り付けていました。
整形外科を出た、その日の午後また行ったのです。
先生に神経が触っていることを告げると、診療台に私を乗せいろいろと施術してくれました。
今になると私は、整体師さんは体のゆがみを直し、正しい体形や姿勢に戻すことを基本に治療をしているのだろうと考えています。
施術の最中、足のかかとの高さを揃えようとしたり、骨盤の斜めを平らにしようとしているのが感じられたのです。
治療が終わった瞬間、再び腰に違和感があるのを感じました。
治りかけていたのが、またもとに戻り脛に痛みが走るようになったのです。
私は考えました。「何十年も仕事をしてきて体の形が変形していないはずがない」
むしろ変形している形こそが今の私が慣れた体形なのだろうと・・・。
それを正しくしようといじったためにまた痛みが出てきたのだろうと・・・。
そこで、今日18日からはまた椅子に座り静かにしていることにしました。
「自然治癒を目指して」