二所ノ関部屋部屋の歴史と由来、部屋の規模や設備、活動やイベントは?

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現在の二所ノ関部屋は茨城県稲敷郡阿見町にあり、親方は第72代横綱の稀勢の里ですが、

二所ノ関部屋は過去に多くの親方が部屋を継承されており、その過程で分家独立をめぐる騒動などもありました。

 

二所ノ関部屋部屋の歴史と由来

国道294号の関東と奥州の境にまたがる住吉と玉津島の二つの神社「境の明神」(福島県白河市・栃木県那須町)の異称が二所ノ関と呼ばれていたことに由来しています。この境の明神は、玉津島明神と住吉明神が対になっているので二所とよんだわけです。

(ウィキペディアより)

二所ノ関部屋は二所ノ関一門を代表する部屋の名前であるため2013年1月に旧二所ノ関部屋が閉鎖されて以来、復活が待たれていました。

二子山部屋の部屋付き親方となっていた年寄・9代松ヶ根(元大関・若嶋津)が、1990年、内弟子2人を連れて二子山部屋から分家独立する形で松ヶ根部屋を創設、

Number Webより (元大関 若嶋津と歌手の高田みずえ)

その後2013年閉鎖された二所ノ関部屋から10代二所ノ関(元関脇・金剛)ら年寄3人、2014年には片男波部屋から18代放駒(元関脇・玉乃島)と11代二所ノ関(元幕内・玉力道)が移籍して部屋付き親方となりました。

そして、2014年12月1日、9代松ヶ根と11代二所ノ関が名跡交換を行い、同日付で部屋名は二所ノ関部屋に改められたのです。

稀勢の里は2019年(平成31年)1月場所中に現役を引退して年寄・16代荒磯を襲名し田子ノ浦部屋付き年寄となりました。

その後2021年(令和3年)8月1日付で力士4人と行司1人を連れて田子ノ浦部屋から独立し荒磯部屋を新設しました。
その時はまだ施設が間に合わなくて茨城県のつくば市を仮住まいとし、筑波大学の稽古場を使って稽古をしていました。

16代荒磯は、同じ一門の12代二所ノ関(元大関・若嶋津)が定年をむかえたために年寄名跡を交換して13代二所ノ関となったのです。

(読売新聞より

船橋にある今の二所ノ関部屋は定年にともない部屋付きの放駒親方(元関脇玉乃島)が「放駒部屋」として継承しました。

二所ノ関部屋の所属力士

十両九枚目     友風(ともかぜ)

幕下三枚目     大の里(おおのさと)
幕下四枚目     高橋(たかはし)
幕下二十枚目    宮城(みやぎ)
幕下二十枚目    龍王(りゅうおう)
幕下三十七枚目   嘉陽(かよう)
幕下四十四枚目   花房(はなふさ)

三段目二十三枚目  和氣の里(わけのさと)
三段目三十枚目   林虎(りんこ)
三段目五十枚目   西田(にしだ)
三段目五十七枚目  麒麟龍(きりんりゅう)
三段目七十三枚目  尼王(あまおう)
三段目七十六枚目  阿龍(あーろん)

序二段十一枚目   佐藤(さとう)
序二段五十一枚目  谷口(たにぐち)
序二段六十五枚目  林龍(はやしりゅう)
序二段八十一枚目  総勢山(そうせいざん)
序二段八十三枚目  藤宗(ふじそう)
序二段九十一枚目  足立(あだち)

師匠:二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)
本名:萩原 寛

年寄:中村雅継 元関脇 嘉風(よしかぜ)
本名:大西 雅継

幕下行司: 木村 猿ノ助
十両呼出: 禄郎
五等床山: 床二

部屋のトレーニングや指導方法

引退後、二所ノ関親方は、大学院でスポーツビジネスを研究。

修士論文のテーマは「新しい相撲部屋経営のあり方」。

親方曰く

これからの相撲界は弟子の育成などで新たな視点も必要だと思っている」

「部屋に土俵を2つ作ったり、バスケットボールのゴールもね、遊んでもいいと思いますし、鉄棒もあったと思うんですけど、鉄棒にぶら下がるだけでね、体が調整できると思いますし」

「膝と足首に非常にいいと思いますし、アメリカのスポーツ選手はバスケ主体で体作ってくるので瞬発力とジャンプ力と筋力を鍛えられたら」

「考えることの必要性を説き、怪我をしない身体を作るために「しこ」や「すり足」などの基礎運動を中心に弟子たちに指導しています」

他にも2~3人部屋や個室を設け、力士のメンタル面にも配慮するなど、今までの相撲部屋にはなかったことを次々と実行しています。

土俵が2面あれば力士が待ち時間なく効率的に稽古をできることは確かで、

それらの成果があがってか、7月場所で好成績を上げた大の里と高橋が二人そろって来場所から十両に昇進することが決まっている。

 

部屋の活動やイベント

*吉本興業が初めて巡業を主催

近隣の阿見町に部屋を構える二所ノ関部屋の力士全員が稽古や参加するなど「茨城色」を全面に打ち出した。

*まいあみまつり

阿見町で開催されたまいあみまつり2023のステージに二所ノ関部屋の二所ノ関親方、嘉陽さん、麒麟龍さん、佐藤さん、林虎さんが登場。トークショーや相撲の動作、所作の紹介。
子供達とぶつかり稽古、町民らとパズルゲームや綱引きをして会場を沸かせました。

*結城市スポーツ協会70周年記念事業として、二所ノ関親方(第72代横綱 稀勢の里)の講演会を開催。

*飛騨芸術堂で二所ノ関親方講演会

 

部屋の規模や施設: 部屋の規模や設備

所在地: 〒300-1152 茨城県稲敷郡阿見町荒川本郷139−1

1800坪の敷地。2階建

5つある個室を「大人数が苦手でも生活ができる」よう、2、3人部屋として活用し、
土俵は2面で、トレーニング室も完備。

風呂場は「(広さは)銭湯並み。浴槽が2つあり、同時に最大10人は入れるという。

建物の外には懸垂用の鉄棒や、半面のバスケットボールコートも設置。

ウォークイン冷凍庫(プレハブ冷凍庫)の設置。



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