元大関の琴欧州が2015年に年寄「鳴戸」を襲名後、
2017年に佐渡ヶ嶽部屋から分家独立して以来5年かかっての関取誕生です。
力士名は欧勝馬出喜。まだ25歳と若くこれからどこまで出世できるか注目の新人です。
欧勝馬のプロフィール
本名:プレブスレン・デルゲルバヤル
生年月日:平成9年4月9日(25才)
出身地:モンゴル国トゥブ県
身長:187cm
体重:150キロ
血液型:O型
しこ名:欧勝馬 出喜(おうしょうま でぎ)
得意技:押し、いなし
初土俵:2021年11月場
最高位:東十両13枚目 新十両の7月場所の成績は5勝3敗7休
所属部屋:鳴戸部屋
親方:元大関琴欧州
欧勝馬、鳴戸部屋入門のきっかけは?
欧勝馬はモンゴルにいた時、テレビで相撲を見ていたそうです。
力士になるのが夢で、高校2年の時、朝青龍の紹介で日体大柏高校に入学しました。
その時はレスリング部でしたが、日体大に入学してから相撲部に転向。
1年の時から頭角を現し大学選手権で3位に入りました。
大学の4年次には全国学生選手権に優勝し学生横綱となり、幕下付け出しの権利を得ました。
日体大OBの15代鳴戸(元大関・琴欧洲)が師匠であったことから同部屋で2020年12月に研修に参加、翌年の9月に正式入門しました。
2021年9月場所。
新弟子検査の様子です。
合格ラインは身長が167cm、体重67キロ以上ですから、
デルゲルバヤル君の場合、187cmで150キロなら見ただけでも合格とわかりますよね。
十両に上がれたわけとは?
欧勝馬の相撲の決まり手を見るとわかりますが
デビューしてから2場所、あまりにも引き技が多かったのです。
A・令和3年11月 幕下15枚目付出 4勝3敗
4勝3敗で勝ち越しはしたものの、勝った時の決まり手が4戦とも叩き込みでした。
B・和4年1月 東幕下12枚目 5勝2敗
この場所も5勝のうち3勝が引き技です。
C・令和4年3月 西幕下4枚目 3勝4敗
C・3月場所では3勝4敗と負け越しはしたんですが内容が
上手からの投げと押し倒しになっています。
初場所の取り組みを反省し、本人はこれではいかんと考えたのですね。
苦し紛れの引き技で勝っても「こんな相撲では上に上がれない」と師匠からも口を酸っぱくして言われたのだと思います。
そして負けはしたけれど手ごたえを感じたのでしょう。
その努力が次の5月の夏場所に現れました。
D・令和4年5月東幕下8枚目 7-0 (優勝)
叩き込みは1回だけの7戦全勝になったというわけです。
つまり立ち合いで踏み込めるようになったのです。
琴勝馬が新十両になれた理由はこんなところにあったのです。
上は十両に上がった7月場所初日に北青鵬との対戦で良い相撲が取れている動画です。
でも令和4年7月場所の7日目と8日目では、また悪い癖が出てしまいました。
相手が強くなって押し込まれるからつい叩いてしまうのでしょう。もっと稽古をして磨きをかければ立ち合いに負けなくなると私は思うのですが・・・。
欧勝馬がコロナに感染
日本相撲協会の発表で、 欧勝馬が新型コロナウイルスに感染したことを知りました。
欧勝馬は7月17日の十両の取組のあと検査をして陽性がわかったようです。
熱でもあったのでしょうか?
そのおかげで鳴戸部屋親方をはじめ、所属する力士全員が休場することになりました。
コロナでの休場は番付にどう影響をおよぼすのか
今のところはっきりした答えは出ていないようです。
欧勝馬の近況、朝乃山と申し合い、どっちが強い?
欧勝馬が高砂部屋に出げいこに来た時のツイッター動画です。
どっちが朝乃山かいな?
という声も上がりますが・・
当然強そうな方が朝乃山に決まってますよね。
朝乃山とは7番取ると勝てるのは1回か2回だということで、
本人も実力の差を認めている様子です。
朝乃山の近況はといいますとどうも腰を痛めている様子です。
また休場にならなければよいのですが・・。心配です。
鳴戸部屋の紹介
親方は元大関の琴欧州です。
琴欧州は2014年に引退しましたが年寄株を持っていませんでした。
ただ、大関だったので3年間は1代年寄として協会に残れるので年寄琴欧州を名乗っていましたが
2015年には15代鳴戸を襲名。
佐渡ヶ嶽部屋の部屋付き親方をしていましたが2017年に佐渡ヶ嶽部屋から分家独立し、鳴戸部屋を創設しました。2年間の仮住まい後、2019年には新たに墨田区向島に今の鳴戸部屋を構えました。
欧勝馬がついに念願の新入幕!
2024年の5月場所 番付に欧勝馬が載ったのです。
西前頭十四枚目です。
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