伯桜鵬秋場所休場、番付はどこまで下がるか?過去の休場力士は?

伯桜鵬(落合改め)が秋場所を休場することになりました。

相撲ファンとしてはがっかりですが、これも仕方がないことらしいです。

伯桜鵬(はくおうほう)は宮城野部屋に入門する前に肩を手術していました。

その時は右肩で今度は左肩を手術したようです。

伯桜鵬の話では両肩の関節が小さく脱臼しやすいのだとか・・。

かって大横綱だった千代の富士もこの肩の脱臼に悩まされていました。

千代の富士は腕立て伏せを1日500回という、とてつもない数をこなし肩の筋肉をつけることで脱臼の予防をしていました。

見るからに筋肉隆々でした。

伯桜鵬が同じようなことをするかどうかはともかく、亜脱臼というのは脱臼に比べて症状は軽いようですが実はとても厄介なのだとか。

 

 

宮城野親方の話では8月の31日に左肩の手術をしたそうで、今は装具をつけ患部をつりながらトレーニングをしている状態です。

7月場所の後の稽古でいためたのでしょうか・・その時から8月31日の手術までの時間を考えると手術の決断には相当悩んだのでしょう。

「徹底的になおす」と今は腹をくくっているようですので、見守っていきたいです。

ところで完治までの、み通しがたたないようで、とりあえず今年いっぱいは無理とのこと、

来年になっても復帰できないとなると番付はそうとう下がることが確実です。

 

番付が下がる仕組み

昔は怪我によっては救済制度などもありましたが、今では

「や」一つで1敗となります。

ちなみに7勝8敗ですと負け点が1で、番付が1枚下がります。

ひと場所全休ですと負け点が15で、番付は15枚下がることになります。

もちろん、そう単純ではなくほかの力士との兼ね合いもあり正確ではありませんが。

前頭は17枚目までありますが、伯桜鵬の場合、前頭九枚目ですからそこから計算していきますと、おおよそで

15下がると十両の七枚目あたりまで下がります。

さらにもうひと場所全休するとなれば十両が14枚ありますが幕下の七枚目あたりまで下がることになります。

さすがに幕下は人数が多く60枚までありますが、7番しか取り組みがありませんのでここでは負け1で1枚という計算は成り立ちません。一体いくつ下がるか見当もつきません。

休みの場所数次第では序二段クラスまで落ちるかもしれません。

伯桜鵬に試練です。

 

過去の全休力士は

いま「エッ!どこへ行っちゃったの」と思わせるのが若隆景です。

 

小結から2場所全休で秋場所の番付では東十両の七枚目まで落ちてしまいました。

負け点30で24枚下げたことになります。

横綱照ノ富士の場合東幕下六枚目にいたとき、ひと場所全休で西の三段目27枚目まで下がえり

次の場所も全休したため西の序二段48枚目まで下がったのでした。

朝乃山は協会のお怒りに触れたため六場所全休を余儀なくされました。

その結果西の大関から西の三段目22枚目まで落ちたのでした。

なんと116枚番付が下がったのです。

恐ろしい下がり方ですよね。

それというのも幕下以下は7番しか取り組みがないため「や」一つで負け点3くらいになるからです。つまり幕下以下では「や」1で三枚下がる計算になります。

過去の手術による治療では復帰まで数年かかった力士もいたとか、

ですが今は技術が進歩しているので、そんなことはないと思います。

伯桜鵬は「(番付が)どこまで落ちてもいいと思っています。幕内にいることが目標ではない。自分の夢に向かって手術すると決めました。今よりも強くなって帰ってきます」

と力強く語っていました。



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