貴ノ花は引退後に年寄・鳴戸を襲名し、二子山部屋付きの親方となります。
1982年に、藤島に名跡変更して初代若乃花の二子山部屋から分家独立し、藤島部屋を興しました。
現役力士のころは、その容姿から角界のプリンスと呼ばれ、人気絶頂だった貴ノ花ですが、親方になってからも、その指導力には卓越したものがありました。
NHKアーカイブスより
大関・貴ノ浪、関脇の安芸乃島や貴闘力、さらには息子の二人を横綱に育てたのです。
下の動画はドリフターズの加藤茶が藤島部屋を訪問したときのものです。
若乃花や貴乃花の小さいころの姿や藤島親方（貴ノ花）の若かりし頃の顔も見えます。
藤島部屋の歴史
藤島部屋は二子山部屋の部屋付き親方となっていた年寄・12代藤島（元大関・貴ノ花）が、1982年2月に豊ノ海など数名の内弟子を連れて分家独立する形で創設したのが始まりです。
その後、年寄藤島の名跡は
13代 若乃花幹士 (初代) 横綱
14代 若獅子茂憲 小結
15代 隆三杉太一 小結
16代 若乃花勝 横綱
17代 安芸乃島勝巳 関脇
18代 武双山正士となって行きます。
13代の藤島には兄の若乃花幹士 (初代) 横綱がなっていますが、
これは二子山部屋の親方である兄が定年を迎えたために弟の貴乃花と名跡を交換したからです。
その結果二子山と藤島の両部屋は合併し二子山部屋となります。
この時点で、いったん藤島部屋は消滅します。
藤島の名跡は若乃花（三代目勝）が引退したときに16代目として、一時引き継ぎますが
そのあとすぐに相撲協会を退席したために14代若獅子茂憲 小結に移ります。
親方の息子二人は横綱になっていますが
二子山（貴ノ花 利彰）は病気になり長男（若乃花）に二子山を継いでほしと思います。
ですが、若乃花が辞退したために弟（貴乃花）が継ぐことになりました。
貴乃花は許された一代年寄名跡を使い貴乃花部屋を起こしました。
そのため、二子山部屋は消滅します。
※名跡二子山は貴乃花が所有。
藤島部屋も二子山部屋もどちらも無くなってしまいますが、
その後、18代 武双山正士（元大関）が独立して藤島部屋を復活させ現在に至ります。ます。
※名跡二子山のほうは、現在 雅山 哲士が名乗っています。
現在の藤島部屋は？
師匠： 18代：藤島武人（ふじしま たけひと、大関・武双山、茨城）
部屋付き親方：
大鳴戸 武春（おおなると たけはる、大関・出島、石川）
山分 喬喜（やまわけ たけよし、前1・武雄山、愛知）
待乳山 隆志（まつちやま たかし、前3・武州山、青森）
錦島 翔（にしきじま しょう、前2・翔天狼、モンゴル）
力士：
十両：
武将山 虎太郎
幕下：
藤青雲 鈴木 藤闘志 海乃島
三段目：
篠原 藤乃若 常陸號 勝呂 武蔵海
序二段：
越ノ龍 藤雄峰
序の口：
藤乃波
床山：
二等床山 床武
世話人：
荒ノ浪 二朗
武双山の現役時代の動画です。
千代大海とは激しい突っ張りあいになることが多くその様子は
まるで喧嘩です。そのすさまじさをご覧ください。
おかみさんは？
藤島親方はスキンヘッドで有名ですが、別に剥げているわけではありません。
サンスポより
この方が簡単なのだとか・・。
そんな親方に奥さんは？ と探しましたがどうも見当たりませんでした。
部屋のおかみさんの役割をを御自分でなさっているようです。
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