モンゴルから5歳の時に札幌に移住した少年(のちの北青鵬)は札幌巡業に来ていた横綱白鵬に相撲を取ることを勧められました。
そこから彼の相撲人生が始まったのです。
6歳の時、いったんモンゴルへ帰るため立ち寄った韓国の空港で再び白鵬と再会。
そこで「15歳になったら俺のところへ来い」と、言われました。
この言葉を胸に秘め、アリューナー・ダワーニンジ少年は大相撲を目指して邁進していきます。
小学校4年になってからは、わんぱく相撲、そして中学は鳥取市立西中学校、
高校は鳥取城北高校へと進みます。嫌
中学の時に一度、嫌になり投げ出して札幌へ帰るのですが、再び白鵬に合い、「なんでここにいるんだ!」「がんばらなきゃ、ダメじゃないか!」と叱咤激励され、また鳥取へと戻るのです。
その時、少年は、きっと顔をクシャクシャにし、悔し涙を流したことでしょう。
高校時代には団体戦で2年と3年で金沢大会連覇、十和田大会連覇、高校総体2年連続準優勝に貢献と華々しい活躍を見せています。
高校を卒業して白鵬の宮城野部屋に入門し、2020年の3月場所が初土俵でした。
その後、北青鵬は序の口、序二段、三段目と3場所連続で全勝優勝します。
幕下では3場所目、西の二枚目で全勝優勝をし新十両の切符を手にしますが、今度は自身がコロナに感染。
そのあとも怪我などがあり再び幕下へと落ちてしまいます。
そこからまた3場所かけて再十両になるとその後は、七月場所11勝4敗、九月場所9勝6敗の成績を残し、今場所の十一月場所では十四日目まで10勝4敗の成績で十両優勝の候補として残っています。明日の千秋楽が楽しみです。
いま、北青鵬は身長が2メートルを超え、体重は170キロ。
子供のころは母親バルハスさんの話では小さかったといいますからまさに白鵬にそっくりです。
中学卒業時は175センチ前後でそこから今の体格にまで30cm近くも伸びたことになります。
得意技は右四つからの寄りですが相手の力士と組むと首一つ上に出ています。
まだ突っ張りなどは覚えておらずすぐに捕まえに行きます。
そのため相手に食い下がられ、いつも棒立ちになりますが、さすがに大きくて力がありますから勝ってしまいます。
これからいろいろ覚えれば手が付けられなくなるのではないでしょうか・・。
力士情報:
北青鵬 治 (ほくせいほう おさむ)
最高位 :十両 6
本名 :アリューナー・ダワーニンジ
生年月日 :平成13年11月12日(21歳)
出身地 北海道札幌市東区(出生地はモンゴル国ウランバートル市)
身長・ 体重 : 202センチ 178キロ
所属部屋 :宮城野
改名歴 :北青鵬 治
初土俵: 令和2年3月生涯戦歴 84勝24敗35休/107出(16場所)
十両戦歴 30勝15敗28休/44出(5場所)
幕下戦歴 33勝9敗7休/42出(7場所)、1優勝
三段目戦歴 7勝0敗/7出(1場所)、1優勝
序二段戦歴 7勝0敗/7出(1場所)、1優勝
序ノ口戦歴 7勝0敗/7出(1場所)、1優勝
前相撲戦歴 1場所
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