2023年春場所二日目
十両、玉正鳳と落合の相撲を視て、「エッ」
でした。
まさか負けるとは思っていなかったので
びっくりでした。
この玉正鳳という力士、実に曲者です。
いえ、「考えてみれば曲者だった」でした。
あの令和4年の11月場所幕下で朝乃山に土をつけたのも玉正鳳でした。
玉正鳳の取り組み内容を調べてみると、
なんと決まりてで一番多いのが「叩き込み」なんです。
そんな力士は探しても見当たりません。
普通は寄り切りか押し出しが一番多いのです。
玉正鳳の場合
他の力士も、叩き込みで勝つことはありますが、
「たまたま叩き込みが決まった」という感じなのに
玉正鳳の場合は最初っから狙って、叩き込みが決まるように攻めているんです。
必殺の肩透かしと呼ばれるほど、翠富士の肩透かしは有名ですが、
彼も肩透かしが決まるように、決まるようにと攻めています。
ただ、力士誰もが、翠富士は肩透かしが来るのをわかっているので簡単にはいかないようです。
ところが玉正鳳の叩き込みはまだ知られていません。
だから決まりやすいのです。
今日の落合も、勉強熱心ですから、その辺のことは頭に入れてあったはずなのですが、
まさか最初っから、叩き込みを仕掛けてくるとは思わなかったのでしょう。
切れ味十分の「叩き込み」でした。
さすがに十両ともなると、幕下のように素直な相撲は取ってはくれないのですね。
手ごわい相手が武器を隠し持っている感じです。
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