大相撲の力士が所属する相撲部屋っていくつあるのでしょう?
親方になれる資格や協会からの補助金について調べてみました。
日本相撲協会の相撲部屋の数はいくつある?
相撲協会の発表による2024年3月現在の部屋数は45部屋です。
一門別に見ますと二所ノ関一門が一番多く15部屋。
続いて出羽の海一門が14部屋、伊勢ケ濵一門と時津風一門が6,
高砂一門が4となっています。
このうち理事は
八角親方(元横綱・北勝海)、芝田山親方(元横綱・大乃国)、境川親方(元小結・両国)、春日野親方(元関脇・栃乃和歌)、出羽海親方(元幕内・小城ノ花)、伊勢ノ海親方(元幕内・北勝鬨)、佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)、浅香山親方(元大関・魁皇)、高田川親方(元関脇・安芸乃島)、勝ノ浦親方(元幕内・起利錦)の10人。
親方になるための資格とは?
日本国籍を保有していることが絶対条件です。
そのうえで
*最高位が小結以上 もしくは
*幕内通算20場所以上 あるいは
*関取通算30場所以上
のいずれかの条件を原則満たさなければならないとされています。
さらに年寄名跡の取得が必要です。
年寄名跡の数は105あります。ただ、空き名跡は、ほとんど無いというのが現状です。
相撲協会からの相撲部屋への補助金はいくら?
相撲部屋は主な収入を相撲協会からの補助金で得ています。部屋に支給される補助金
*力士養成費として幕下以下の力士1人当たり1か月7万円。
*稽古場経費が1場所ごと(2か月に1回)に力士1人当たり5万5000円
*相撲部屋維持費が1場所ごとに力士1人当たり11万5000円
合計で力士1人につき、部屋には年間約180万円支給されています。
そのほかにも
相撲部屋の閉鎖とは?
「相撲部屋が閉鎖」という話を耳にしますがなぜなんでしょう?
実は相撲部屋はその部屋の後継者ともいうべき力士が部屋を引き継がないためにおこる現象なんです。
その背景には部屋を引き継いでもその部屋は前の親方の持ち物で
その家族が住んでいます。
当然、部屋の借り賃が発生し、毎月払わなければなりません。
そうしたことで家賃の値上げなどトラブルが発生することから引き継ぐのを嫌がるわけです。
※最近では春日山親方が年寄名跡証書の引き渡しを巡り先代親方と係争中などのニュースが入ってきます。
後継者がいなければその相撲部屋は閉鎖にならざるを得ないのです。
そのためか空き家となった相撲部屋が今でもいくつか存在していて、独立した親方が新天地として借り受けるようです。
中にはホテルとなった部屋もあったりします。
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