優勝したのは結局、貴景勝でした。
結局というのは誰が優勝するのか全く分からない初場所で一番番付が上の力士が優勝したという事を、ちょっと言い方を変えてみたのです。
一番上の力士が勝つ、これは、考えてみれば順当で、競馬の馬券なら1番人気となるわけですが
場所前の予想で一人大関の貴景勝が優勝するという予想は果たして1番人気であったのだろうかどうか?
大相撲では予想のオッズがないのでわかりませんが、仮に1番人気であったとしても配当は、おそらく4~5倍はつくのではないかと思われます。
結果的に対抗力士の自滅のような敗退で優勝が転がり込んできたような感があるのです。
では自滅かといいますと、そうではなく、
力が拮抗しているのに、先場所の取り組みの印象が強いからそう見えるのです。
取り組み内容ですが。
ほとんどの力士が突っ張りあいや突きあいをします。
その結果、決まり手の多くは突き出し、押し出し、叩き込み、突き落としです。
かって琴桜や千代の富士が見せた、前みつを取って一気に寄り切る相撲がなぜできないのか疑問に思います。
それと四つ相撲を苦手とする力士がほとんどのように思えます。
相手の力を利用して投げを打つ、鮮やかな決まりは相撲の醍醐味でもあります。
それがほとんど見られません。
これが2023年の初場所を視て感じた、私の不平であり不満です。
早く信頼がおける真に強い力士の出現を望んで待っている毎日です。
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