落合は新十両となった次の春場所で何勝できるか、考えてみました。
過去に一場所で幕下から十両に昇進した力士はいません。そこで
二場所で上がった力士を調べてみました。
たった二場所で幕下から十両に昇進した力士は
成田(のち豪風)、内田(のち普天王)、遠藤、逸ノ城、御嶽海、矢後の6人だけでした。
いずれも幕下付け出し資格で15枚目もしくは10枚目からデビューしており、遠藤と御嶽海は10枚目付け出しでした。
成田-8勝7敗、内田-8勝7敗、
遠藤14勝1敗、逸ノ城-11勝4敗、
御嶽海-11勝4敗、矢後ー7勝8敗
遠藤は新十両となった場所で14勝を挙げ見事優勝しています。
どうもこれだけでは判断できかねます。
相撲取りには合い性というのがあって、苦手とする攻め方をされると意外ともろかったりします。
また得意の形になれるかどうか、ということも勝敗を左右する大きなポイントです。
落合の場合、上背はあまりないので、相手に両まわしを取られる、がっぷり四つになると分が悪いでしょう。
いつもの通り、左を差して右は、はずの体制から相手の動きを探るということになるか、一気に突き押す相撲になるかどちらかだと思われます。
そのあたりが落合の相撲のうまさで、スピードがあり左を差すのが早いのです。
先場所(初場所)の相撲を見ると、落合は相手の呼吸や力の入れ具合から重心の移動を察知することに長けているようです。
先場所の優勝を決めた風堅央との一戦、ものの見事に相手を突き落した技の切れはそのいい例です。
ここが親方の言うところの「落合は相撲を知っている」
という事なのだと思います。
同部屋の川副との稽古では、川副曰く「勝ったり負けたり」らしいのですが
落合は稽古でなく本番に強さを発揮するタイプなのでしょう。
つまりメンタルの強さが抜きんでているのだと思います。
「ふてぶてしい」が今の落合にピッタリの形容で、ズバリ勝敗は
2桁勝利は間違いなく、14勝1敗か13勝2敗あたりかと考えました。
過去に遠藤があげた14勝1敗に匹敵するのではと思います。
もちろん今の段階では朝乃山や金峰山といったところが上に行くのか、どうなのか分かりません。
あくまでも上に行ったと考えてのことであるのをご了解ください。
落合の立ち合について
立ち合いは褒められたものではありません。
相手が一生懸命に合わせようとしているのに落合にはその気がないようです。
相手がしびれを切らし何度もつっかけています。
幕下優勝を決めた一戦でも風賢央は根負けしたと思います。
ちょっとフェアではないですね。
この一戦に限らず高校の時からそうです。
なおしてほしいですね。
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