あっというまに2024年初場所の15日間が終わりました。
そこで目立ったのが、ただ一人の横綱、照ノ富士の強さでした。
勝ちっぷりが豪快で見ているものをスカッとさせる内容でやっぱり横綱だな、
横綱はこうでなくっちゃ・・と思ったのは私だけではないでしょう。
それに比べふがいないのは大関陣です。
休場の貴景勝を筆頭に、これまた大事なところで故障してしまった豊昇龍、そして最後まで優勝に絡んではいたものの、照ノ富士に簡単にやられてしまった霧島。
千秋楽の結びの一番を見た限りでは、照ノ富士と霧島との実力差は二枚も三枚もあるように思えたのです。
もし、横綱が欠場していたら霧島が優勝して横綱に推挙されていたかと思うとぞっとします。
他に目立ったのが強い琴の若と弱い朝乃山でした。
特に琴の若は大関の霧島に勝ち大栄翔にも勝っています。
豊昇龍には今場所こそ当たりませんでしたがその前の七、九、十一月場所の3場所連続で勝っています。
また貴景勝には直近4場所で3勝1敗です。
ですから琴の若は今の大関陣よりも強いと言ってよいでしょう。
その陰には横綱照ノ富士の欠場があります。
豊昇龍と霧島の過去の優勝は照ノ富士がいない場所でのものであり、大関昇進の3場所合計勝利数33勝にも?がつきます。横綱が出ていればどうだったでしょうか。
次に朝乃山ですが彼は大栄翔を天敵にしています。
これほど勝てないのも珍しいくらいです。平幕が上位の役力士に負けているのならわかりますが、朝乃山にいたっては直近5場所で不戦敗を挟んで5連続で負けています。
初場所の千秋楽での一番でははたき込みで負けましたが、押し込まれてのもので完敗でした。
あれッ!朝乃山ってこんなに弱かったっけ・・?と考え直させられる敗戦でした。
他で目に付いたのは大の里ですが。
彼も平幕には無類の強さを発揮するのですが役力士と当たると、なぜか?
ころっと負けてしまうんです。
まだ自分がどうやって相撲をしたらよいかわかっていないのでしょう。
とりあえず突いて出てそれからという感じです。
彼なら、がっぷり組んでしまえば、そうは負けないと思いますが
どうなんでしょう。
まだ親方が前に出ることだけを奨めているような気がします。
「ゆっくりでいい、確実に怪我をしないようにして勝ち越し、あがっていけばいい」ということらしいのですが、強い大の里を視たいファンはがっかりです。
早く伯桜鵬が幕内に戻ってきてくれることを願うばかりです。
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